装画は月子さん。
主人公の男性二人をいかに描くかが課題に。坂上さん、月子さんとお打ち合わせの機会をいただき、その場で作中で印象的に描かれる「ハンモック」をモチーフとすることを決定。月子さんにはいくつかラフをお出しいただいたのですが、より想像力をかきたてられるこちらの構図が採用となりました。桜舞う空間に浮かんだハンモックがたいへん幻想的。
純文らしさとポップさが両立する装幀となるよう、タイトル・著者名はかっちりとした王道の書体に。静かで端正ながら、華やかさもある一冊です。
koichi sakano,welle design 2012