一〇一教室 似鳥鶏 (河出書房新社) 造形は土屋裕介さん。 似鳥先生の新境地たる社会派エンタメ小説。 「刑務所や監獄すら想起させる閉ざされた学校でなにが起こったか」を描く内容を端的に表現するビジュアルを捜索する中で、土屋裕介さんの彫刻作品に辿り着きました。抑圧される子どもの姿を装幀で明快に見せられたかとおもいます。 タイトルは、正統派で硬質な印象となることを意識。赤をセレクトすることで、硬さの中に禍々しさを出すことにも成功しています。