装画は日田慶治さん。
ダブルトーラスの形をした建物をどう描くか、日田さんから様々なご提案（斜めに立っている、地に突き刺さっている）をいただきながら検討。最終的に、建物に安心感があり、最もシンプルで美しい横配置の案が採用となりました。
階段と扉、窓は、正体不明の不思議な図形にも見えかねないものを建物に見せる記号として機能。孔と建物を通り抜ける空気の流れを可視化したようなラインワークで、不穏さも演出。日田さんには、不思議なもの感と建物感が両立するように気を配りながら絵を仕上げていただきました。