装画は西川真以子さん。
雑然とした東京の夜の街の風景をパノラマで描いていただきました。「本性」という言葉が持つ二面性が滲み出ているように感じ、敢えて部分的に描きかけた状態が見えるままで仕上げていただきました。カバーから見返し、別丁扉までの一連の流れを、ぜひ手にとってご覧いただきたい一冊。カバーには新宿、見返しには渋谷の風景を使わせていただきました。
黒のみを使った硬質でクールな印象の中、タイトルにはピンクの箔を使用。タイトルを引き立たせながら、ひとさじの生々しさをプラスしました。
koichi sakano,welle design 2012