ロンドン狂瀾 下 中路啓太 (光文社) 親本に続いて装幀を担当。文庫化にあたって上下巻に分冊されることになったため、装幀もあらためて文庫としての最適な見せ方を検討することに。 近現代史が好きな比較的年配の読者をメインターゲットと想定し、ドキュメンタリー的な路線も意識しながらデザインを進めました。上巻はロンドン、下巻は日本がそれぞれメインの舞台となるため、そのことを意識したビジュアルの割り振りに。2冊並べたときに雰囲気が揃うよう苦心して調整を重ねました。