装画はササキエイコさん。
「人生の旅」をキーワードに、装画をササキエイコさんにご依頼。打ち合わせで出た「旅をしていく中でどんどん丸くなっていく石」のイメージを発展させて、装画を描いていただきました。繭のようにも見える石が、形の違うさまざまな部屋に。短編集である本書を象徴するようなビジュアルにも感じられます。
著者の「白い本にしたい」というご希望もあり、あえて色味はおさえて、端正さと美しさ、知的さを担保できるデザインに。帯のレイアウトも、カバーのどこか静かな印象に干渉しすぎないように、とはいえインパクトはあるものとなるよう意識しました。