悲願花 下村敦史 (小学館) 装画は水口理恵子さん。 過酷な運命を背負った二人の女性の人間ドラマ。ミステリーを読み慣れていない、特に女性読者にも手に取りやすい装幀となることを目指しました。 「彼岸花」を使うことはマストとし、テーマカラーは赤にしたい、というオーダー。「どろっとした情念」を描いていただきたく、水口さんに装画をご依頼。タイトル、帯、表紙、別丁扉など、徹底的に赤を使って「赤い本」として仕上げました。