装画は槇えびしさん。
オリンピックイヤーの2020年、オリンピックに関連したスポーツ小説を4ヶ月連続で刊行するプロジェクト・DOBA2020。その記念すべき1冊目として、『チームⅢ』が刊行。合わせて、既刊の『チーム』『チームⅡ』も装いを新たにすることに。
新たな読者に届けるため、これまでとは印象を一新したイラスト装幀とし、エモーショナルな男子の青春感を出したい、というオーダー。槇さんには、「3冊の絵をつなげる」という難しいミッションをお願いすることに。山城というキャラクターを共通して登場させ、その走る姿に空気の流れを取り込むことで、見事に「つながり」を演出していただきました。
デザイン的には、背景に帯のように色を入れて、文庫と単行本という判型の違う本でも高さを揃えることで「つながり」をさらに強固なものとしました。襷がつながっていく、というイメージも感じられます。ちなみにこの帯の色セレクトは、学生駅伝の強豪校のユニフォームカラーを意識しています。
ジャンル|イラスト・エンタメ・青春・学園