文学少女対数学少女 陸秋槎 著、稲村文吾 訳 (早川書房) 装画は爽々さん。 翻訳ミステリと国内の新本格系ミステリ、どちらの読者にも届く装幀にしたい、というオーダー。衒学的な百合ミステリで、キャラ文芸的なイメージもあることから、主人公の少女二人をモチーフとすることに。対照的な二人が本棚と本で二人だけの空間を作り、身を寄せ合ってそれぞれの好きなことに没頭している風景を描いていただきました。フレームをつけたデザインとすることで、メタミステリらしい味わいをプラス。