装画は清原紘さん。
暗い森。白亜の洋館。美しく謎めいた兄弟の周りで次々と起こる、不可解な死。謎を解く鍵は、忘れていた10年前の記憶……。
装画では、作品のキーとなる美しい兄弟の姿を見せることに。「暗闇」の印象を保ちつつ、内側から輝くような美しさです。
デザインフォーマットは『緋色の囁き』を踏襲し、キーカラーとしてグレーを設定。枠の一部は闇に溶け込むような塩梅に。全体の色味については、何度もご相談と調整を繰り返して決定しました。
ちなみにフレームをつけるデザイン処理は、「館」シリーズと共通。講談社の綾辻先生作品として統一感を出すことを目指しました。