装画はみき尾さん。
格安家賃に惹かれ、21年前殺人事件が起きた事故物件でルームシェアを始めた女3人。ところがある日、遺留品のワープロを通じて、死んだはずの被害者と交信できることが判明し……?!
みき尾さんとご相談し、キーアイテムのワープロを囲む3人を前から/後ろから見た図をそれぞれ描いていただくことに。3人の表情や動きのおかげでたいへんエンタメ性の高い構図となりました。そこに事件現場の死体のラインを重ねることで、ミステリらしい緊張感も生まれています。
魅力的な絵を最大限細部まで見せるべく、白枠をつけタイトルはそこに沿ったレイアウトとしたり、帯を4色長帯にするといった工夫を。
表紙には、死体のラインを使わせていただきました。
別丁扉や目次など、本文のレイアウトも担当。装画の一部を切り出して効果的に使わせていただいております。本文は全体的に黒っぽく、ミステリらしい雰囲気の仕上げに。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス