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かぐや姫、物語を書きかえろ!

雀野日名子 (河出書房新社)

装画はMinoruさん。

男主導の「正しい物語」に固執する物語の神に逆らった二人の姫君。二人はさまざまな物語に女性主人公として転生しながら、真の自由と幸せを求めて、女性が生きづらい物語を書き換えていく。

「二人の姫君が物語を書き換える」様子を装画に落とし込むことに。Minoruさんに巻物に描かれた物語に手が加えられたことで、その物語に登場する男たちが右往左往するさまや、本来男が背負っていた役回りを女が担うことになっている様子を、表4まで使って楽しく描いていただきました。
表紙や別丁扉、目次や扉などの本文デザインにも装画のエッセンスを使わせていただきました。実は、作品に登場する物語の要素が見事に描きこまれているのです。1章の章扉から最終ページまで巻物が繋がっているなど、ぜひ隅々までご覧いただきたい一冊となりました。