43年前、二重密室から消えた幻の女が、変わらぬ姿で国会前のデモに現れた。
その正体を追う私立探偵は、彼女を取り巻く男たちの複雑な因縁に巻き込まれていく──。
単行本のエッセンスを踏襲しつつ、文庫の装幀を検討。
探偵というキャラクタより、社会や街にフィーチャーすることを目指しました。
同一の写真をカラーとモノクロで使い分けることで、現在と過去がクロスするイメージを表現。
その中心を貫く螺旋階段には「転生」のイメージが。
koichi sakano,welle design 2012