装画は遠田志帆さん。
犯人たちが仕掛けた巧妙なトリックに対するのは、すべてを見通す「霊媒探偵」城塚翡翠。その瞳に浮かぶ涙の理由とは?
犯人視点で描かれる倒叙ミステリの金字塔。
カバービジュアルは、決意の表情でありながら、瞳には涙を浮かべた翡翠の姿。今作も遠田さんに細部までこだわり抜いて仕上げていただきました。
背景は黄色×緑の案を採用。人物に差し色的に絡む緑が美しく、同時に画面に抑揚も生んでいます。
通常帯は、インパクト大の既刊の方針を踏襲。印象的なネームを一言だけ見せるデザインです。
現在、店頭では通常帯の上に、ドラマ帯が巻かれた状態で並んでいるようです。こちらは、『medium』の装画を完全再現したドラマのメインビジュアルを使わせていただきました。
既刊で本表紙・見返しにはカバーと反対色となる色を採用していた流れを踏襲し、本書では紫(ラベンダー)を採用。可憐さと妖しさの同居する色で、装幀にミステリアスさをプラス。
一方本文付き物は、シンプルで端正なレイアウトに。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス