ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ

夢魔の牢獄

西澤保彦 (講談社文庫)

装画はQ-TAさん。

22年前のあの日、何が起こったのか、俺だけが知ることができる──。
夢の中で他人の過去の記憶を追体験する能力を持つ男。迷宮入りした殺人事件の真実に迫る彼に、残酷な現実がのしかかる。

時間の流れの一部を切り取ったようなタイムリープ感漂う装画は、単行本のものを踏襲。とはいえ、トリミングを変更したことで、見え方の印象は変わっています。
デザインは文庫化にあたって一新。タイトルを画面いっぱいに大きく配置するレイアウトに。
配色の効果もあり、どことなく淫靡さが漂う一冊となりました。