装画は村田修さん。
愛する彼女のため、僕は兄さんを殺す。
一卵性双生児の弟から、兄への殺害予告が届いた。顔を変えたという弟は、誰になりすまし、どこに潜んでいるのか──。東京から招かれた兄妹私立探偵が暴く、意外すぎる真相とは?
村田さんには、「双子」「整形」「仮面」をキーワードとした装画をオーダー。戦後直後の事件という時代感も反映した、おどろおどろしさとレトロさの同居した絵を仕上げてくださいました。
タイトル文字の一部に飾りを入れることで、怪しさをさらに補強。
帯は、タイトルとも合わせて、赤を基調に構成。惨劇を予感させます。
装画の下部にも重要な要素が入っているので、帯にも絵を敷く形のデザインとしました。
目次や扉などの本文付き物のデザインも担当。装画背景の市松模様をデザイン要素として使わせていただきました。この市松模様はチェス盤のようにも見え、本作が探偵VS犯人、作者VS読者という二者間で繰り広げられる頭脳戦であることを予感させます。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス