廃園が決まった遊園地・星が丘ハイランドパーク最後の日。思い出に溢れたその場所に集った人々の人間模様を描く、連作短編集。
優しく温かく、少し寂しい作品の雰囲気を掬い取れる装幀を目指すことに。閉園間際という予感を漂わせる夜のメリーゴーランドをメインに、作中に登場する老夫婦のシルエットを重ねたメインビジュアル。タイトルには、丸みを帯びた優しい印象のゴシックを採用し、柔らかい印象で仕上げました。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。遊園地最後の一日の切なさと楽しい思い出を想起させるようなデザインに。