ジャンル|文芸・イラスト・青春・学園

リンカーン・ハイウェイ

エイモア・トールズ 著、宇佐川晶子 訳 (早川書房)

装画は金子幸代さん。

ここにとどまる必要なんてない。荷物をまとめて、カリフォルニへ行こう!
病死した父の借金で、家を失った兄弟。二人は、自分たちを捨てた母親を探して、車でサンフランシスコを目指すことに。ところが、兄が更生施設で出会った友人たちが訪ねてきたことで、状況が複雑になり……。

スチュードベーカーというアメ車に乗ってハイウェイを旅する4人の少年たちが主人公のロードノベル。装画ではストレートに彼らの旅の様子を見せることに。舞台が1950年代ということで、どこかノスタルジックでクラシックさを感じさせる装幀となることを目指しました。
青空の下、どこまでも続きそうなハイウェイを青い車が走っていくという爽やかな装画。この爽やかさを活かすデザインを検討。レモンイエローを本の随所で印象的に使ったデザインが採用に。青×黄色が鮮烈なインパクトを放つ1冊となりました。