装画は芳崎せいむさん。
1977年、ドラマチックなベートーヴェンのイメージは崩壊した。誰よりもベートーヴェンに尽くし、伝記も残した秘書・シンドラーによる資料の改竄が発覚したのだ。
男はなぜ、捏造に手を染めたのか──。
単行本と同じ装画を使わせていただきましたが、文庫化にあたってデザインは一新。ショッキングなタイトルが大きく目に飛び込んでくるデザイン案が採用に。
帯にもタイトルと同じ赤を使って、色の統一感を持たせました。
目次や扉のデザインや、見出しの指定など、本文デザインも担当。読みやすさを強く意識しました。