装画は尾崎伊万里さん。
突然の拉致監禁から解放された青年は、自分のバッグの中に美しい女の生首と原稿用紙を発見する。そこに描かれていたのは、江戸川乱歩と横溝正史が巻き込まれた猟奇殺人事件だった。
この生首の女は、遠い昔の事件の被害者なのか?
時間を超えて絡まりあう謎が解き明かされるとき、衝撃の真実が白日の下に晒される──。
江戸川乱歩と横溝正史がバディとなって探偵訳を務めるミステリ小説。尾崎さんには、二人を格好良く描きつつ、時間をまたぐ作品であることを不協和音な印象のある仕上げで表現してほしいとご依頼。作品のキーとなる女性の姿は、ミステリアスで抽象的な見せ方としていただきました。
本文フォーマットの設計や、目次・扉のデザインも担当。椅子に座る乱歩と正史は、本文扉に使用するため、描き下ろしていただきました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・SF・ファンタジー