装画は山月まりさん。
一度死んで生き返った人魚、織田信長を襲う死人の群れ、元寇のさなかに現れた殭屍……前代未聞の歴史ゾンビアンソロジー、堂々の刊行!
ゾンビを前面に出さず、でもどこか不気味な雰囲気と歴史ものらしさのある装幀にしたい、というオーダー。思わせぶりに片目を手で覆う人物を描くことをご提案し(落ちそうな片目を受け止めようとしている?)、「和」な印象のきれい怖い絵を得意とされている山月まりさんに装画を依頼しました。
歴「屍」であることがポイントなので、この部分が目立つようなデザインに。
帯は余白を活かすデザインとして、ひたひたと忍び寄る恐怖の気配を表現。ジャンル的にホラーではありますが歴史ものの要素もあるため、文字組や色の選び方などオーソドックスさも意識しました。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当しています。話扉のイラストも、山月さんに描き下ろしていただきました。しっとりとした恐怖が迫ってくる一冊となっております。
ジャンル|イラスト・歴史・ホラー