スーツケースの中の少年 レナ・コバブール アニタ・フリース (講談社) 装画はagoeraさん。 子どものかわいらしさを出しつつ、クラシックな翻訳物という印象を与えたいというオーダー。その雰囲気を光と影の絶妙な対比で、agoeraさんが描き出してくださいました。子ども特有の頬やからだの柔らかさが伝わってくるようです。 さらに、タイトルのフォントの選び方、原題をデザイン的にあしらうことなどで、翻訳物としての印象を補強。ともすれば洋書や美術書のようにも見える、上品な仕上がりとなりました。