ジャンル|イラスト・時代

サムライ漂海記

天野純希 (光文社)

装画は遠藤拓人さん。

戦に敗れ、奴隷として南蛮人に売られた隻眼の少年武士・八弥。キリスト教徒たちの蛮行に疑問を抱きつつ、流転と戦いを繰り返し、いつしか「悪魔」と呼ばれるようになった彼が行き着いた先は──。

装画は、連載時から挿絵を担当されていた遠藤拓人さんに全面的にお任せ。きらびやかなフレームの中にモチーフを収める、様式的に美しく見栄えのする描き方をご提案いただきました。袖から袖まで繋がった絵となっており、カバーを広げると神殿のような見え方が浮かび上がります。
デザイン的には、スタンダードな明朝体を白抜きであしらった、時代小説らしい王道の仕上げに。重厚感のある一冊となりました。