ジャンル|イラスト・ホラー

うたかたの娘

綿原芹 (KADOKAWA)

装画は調さん。

人魚の血を飲んだ醜女が絶世の美女になった、という奇妙な伝説。人魚は今の世にも生き続けているのか──?
圧倒的な美しさは、救いか、呪いか。第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作。

ルッキズムの要素を意識しつつもホラーであることを第一義として、見せ方を検討。調さんには「美しい女性の顔が泡や水などで隠れ、歪んで見える」という表現をリクエストしました。テーマカラーは紅とし、美しさと禍々しさが同居する装幀に。
タイトルは、水で揺らいでいるような不安定なあしらいに。不安定さが恐ろしさにも繋がっています。
この文字の揺らぎは、本文付き物にも反映させました。
本文フォーマットの作成、扉や目次などのデザインも担当。