装画は竹中さん。
魅力的な登場人物(特に女性社長)のキャラクタを活かしつつ、わかりやすく葬式のアイコンを取り入れたカバーにしたい、というオーダー。凛とした美しい女性を描かれる竹中さんに装画をご依頼しました。
いくつかラフを出していただいた中から、女性社長一人にフォーカスした構図を採用。白黒幕や白手袋、供花をおもわせる百合など、この作品ならではの葬儀アイテムを盛り込みながらも、幕に映り込む影や、倒れ込むように見える女性で不穏さを演出し、ミステリらしさを担保。
タイトルの書体でポップさを加味しつつも、全体的にはとても緊張感のある一冊となりました。