ジャンル|イラスト・SF・ファンタジー・ホラー

紅色海洋 下

韓松 著/立原透耶 監/立原透耶・大恵和実 訳 (新紀元社)

装画は鈴木康士さん。

中国SF四天王のひとり、韓松の長編SF。
人類が地上に住めなくなった未来、遺伝子工学によって創られた「水棲人」が生きる「紅い海」の世界を描いた、哲学的かつ挑戦的な作品。

SFではあるものの、ホラー要素も多く含まれているため、ホラーファンにも手に取ってもらえるデザインにしたい、というオーダー。カバー全面を大胆に使った文字配置のデザインをご提案しました。タイトルにグラデーションをかけたことで、ほのかな不気味さが漂います。
タイトルのイメージを反映し、表紙や別丁扉にも赤を採用。一冊を通して赤い本として仕上げました。
本文付き物のページのデザインも担当。装幀のダークな雰囲気を踏襲したデザインに。