写真はインベカヲリ★さん。
「死刑になるため」見ず知らずの人を傷つける凶悪犯たち。彼らはなぜ計画を実行したのか、我々と何が違うのか。彼らを救済する人々に問いを投げかけ、そのインタビューから彼らの真の姿を探るルポルタージュ。
装幀には、著者のインベさんが東京拘置所を撮り下ろしたお写真を使用。死への憧れを持つ人たちを扱った本なので、「天国への階段」を想起させるような「光」をどう見せるかにこだわり、調整を重ねました。
タイトルが浮き立つよう、大きな明朝で白抜きに。
帯は黒地。「犯罪者の心の闇」を感じさせるような深くて艶のない黒を使いたい、というリクエストでした。資材の選び方も含め、カバーとの対比を強く意識しています。メインのネームはカバー同様白抜きとして、言葉がパッと目に飛び込んでくるように。
目次や扉など、本文のデザインも担当しました。章扉には対談相手のお写真を使わせていただきました。黒を基調とした端正なデザインに。
ジャンル|写真/コラージュ・ノンフィクション