装画はたけもとあかるさん。
港町の季節バイトに集まった7人の男女。ある夜、リーダー格の男が死体で発見されるが、仲間たちは通報を拒否する。彼らが抱えた秘密を知るとき、世界は一夜にして反転する──。
文庫では、より強くサスペンス感を出したい、というオーダー。主人公一人に焦点を当て、彼が暗闇の中を走る姿を描いていただくことに。少しずつ明け始めた空の色が、微かな希望を感じさせます。
デザインは、装画の躍動感を活かしたものに。夜明けの地平線もすっと目に飛び込んできます。
扉や目次など、本文付き物のデザインも担当。装画の要素を使わせていただきました。