ジャンル|イラスト・歴史・官能

ごりょうの森

花房観音 (実業之日本社)

装画は松浦シオリさん。

平将門、菅原道真、崇徳天皇、井上内親王……古くから語り継がれ、恐れられてきた日本の「怨霊」をモチーフに、現代に生きる男女の情愛の行方を艶やかな筆致で描く官能短編集。

何点かラフをご提案いただいた中から、人物の強さが印象的だったこちらの案が採用に。枯れ始めた牡丹の花は、なにを暗示しているのか……。
「御霊」の文字を入れたい、というオーダーを受け、まるで幽霊のようにぼんやりした、けれど大胆なレイアウトを提案。