かっこよく、美しく、ミステリアスな装幀となることを目指しました。
どこか幻想的で、読後に余韻の残る短編が多く収録された一冊なので、柔らかくも謎めいた雰囲気を装幀で表現。特に表題作である「しあわせな死の桜」からモチーフの着想を得ました。カバーから表紙、見返し、別丁扉へと続く桜吹雪の美しさは、ぜひ手に取ってご覧いただきたいポイント。
タイトル処理は、天地を使い切る大胆なものとし、強い店頭効果を狙いました。タイトルが強いため、色味はあえて抑え目に。
koichi sakano,welle design 2012