ジャンル|文芸・イラスト

すきもの

花房観音 (コスミック出版)

装画は飯田華子さん。

普通でいようとしたけれど、ダメでした。
不倫相手を殺害し、性器を持ち去った女。「すきもの」と評される彼女の人生は、関わった女たちにどう見えていたのか。
女の業を描ききる、花房観音最新作。

女性への応援歌となる本にしたい、というオーダー。レトロさと現代製の融合を目指し、装画は飯田華子さんにご依頼。
阿部定事件を彷彿とさせる内容ということもあり、包丁をくわえる主人公の姿を描いていただくことに。タイトルと著者名も飯田さんに描いていただき、人肌の生々しさを感じられる一冊になることを目指しました。
背景にはこれも生々しいピンクをセレクト。帯は惹句の強さをさらに補強する黒とし、表紙や別丁扉もインパクトを重視したレイアウトに。
目次や扉など、本文付き物のレイアウトも担当しています。とにかく「強さ」を追求した一冊になりました。