装画は大宮いおさん。
歌うことをやめたら、その瞬間に世界は終わる──。
記憶と視力を失った少女の手術を依頼された、四肢麻痺の天才脳外科医。少女の秘密に迫ることは、姿なき歌姫の声が響く仮想空間〈はじまりの街〉の真実に近づくことだった……。
第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
仮想空間に歌姫がダイブインしてくるシーンを装画として描いていただくことに。あくまでミステリの賞の受賞作のため、SF感と同時にミステリ感を重視し、大宮いおさんに装画をご依頼。何処かノスタルジックな街並みと宙に浮かぶ歌姫を、魅力的に描いていただきました。
デザインは、王道感を意識したものに。白抜きのタイトルに濃いめのオレンジの暈け足をつけたことで、装画と共鳴し輝いているようなイメージに。
受賞帯でネームが多くなることが予想されたため、長帯を想定し装画をご依頼。文字情報をしっかり読ませるレイアウトを心がけました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・SF・ファンタジー