ジャンル|文芸・イラスト

その糸を文字と成し

高野知宙 (河出書房新社)

装画はたけもとあかるさん。

奉公人の少年・種吉は、学問と自由民権運動に出会い、自らの境遇に疑問を覚え始める。文字を学び、世の中を知ろうとする種吉だが、不況の影響は彼の生活にも忍び寄っていた……。

学問によって成長していく意志の強そうな少年の姿を描き出す装幀を目指し、たけもとあかるさんに装画をご依頼。たくさんアイディアをいただいた中から、新聞を大切そうに抱いた少年に糸が軽やかに絡む構図案が採用となりました。
タイトルは白抜きとして、装画から浮き立つように。同様に帯も白地として、カバーとは完全に切り分けたデザインとしました。全体に、静かながら知的な佇まいとなるよう仕上げました。
表紙には、カバーの糸の要素を使わせていただいています。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。