装画は佐伯佳美さん。
著者の片川さんはじめ、編集さん、イラストレーターさん、販売部の方も交えての打ち合わせという、珍しい機会をいただきました。
連載時の挿絵で、今回は扉絵として使わせてもらった佐伯さんの絵を出発点にイメージを膨らませ、どこか人間のような動物たちがラボでくつろいでいる絵を描いていただくことに。「ただいま」という言葉に着目して、あたたかみのあるアットホームな雰囲気を出していただきました。実はこの動物たち、ともすれば登場人物たちを思い起こさせるような（どこか似ている？）ものを話し合いで候補出しし、その中から佐伯さんに選んで描いていただきました。誰がどの動物のイメージなのか想像しながら読むと、さらに楽しいとおもいます。
本文中にも佐伯さんの絵をふんだんに使わせていただきました。目次や章扉はもちろん、奥付にも要注目。出会いと別れの季節にふさわしい、フレッシュで爽やかな一冊となりました。