ジャンル|文芸・ミステリー・サスペンス・造形物

みちびきの変奏曲

内山純 (集英社)

造形は経塚真代さん。

人は誰でも、誰かのきらきら星になれる──。
通り魔殺人の犠牲者となった女性が最期に示した指の動き「ドドソソララソ」。彼女の死の瞬間に居合わせた男は、その意味を探して奔走する中で、さまざまな人に出会い……。

「読後にあたたかい気持ちになる」ことを伝えられる装幀にしたい、というオーダー。「きらきら星」が印象的だったことから、カバーで星のイメージを見せられないか検討。開いた本から飛び出す星が印象的な経塚真代さんの造形作品をお借りすることに。
目次や扉など、本文付き物のレイアウトも担当。扉には「きらきら星」の譜面をあしらい、それぞれの章の内容をまるで音楽記号のように記しています。