わたしの芭蕉 加賀乙彦 (講談社) 装画は松村月溪「芭蕉像(部分)」(出光美術館蔵)。 著者が、芭蕉の句のどこが好きか、どこをおもしろいと感じているかを語ったエッセイ。学術書のように固すぎる印象にはならないよう、飄々とした芭蕉の肖像を装幀に使うことで柔らかさを。また、「芭蕉」の名前を大きく見せることで、読者にアピールを。 芭蕉が大切にしたという、軽み・シンプルさのある装幀を目指しました。