装画は藤田新策さん。
殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。
表題作をはじめ趣向を凝らした短編5編を収録した、国名シリーズ第10弾。
「金貨」を中心に構成された装画。全体的に青を被せ、雨上がりのような冷たいトーンで仕上げていただいたことで、視線がスッと奥に引き寄せられるようです。
絵に載せたグリッドは緯度経度を表しており、マスの一部を国旗の色で着色。遊び心的に、タイトルになる国の座標も入れています。
デザインフォーマットは、前巻『インド倶楽部の謎』から新しいものになりました。藤田新策さんの濃密な絵と白いスペースの対比で、スタイリッシュな印象に仕上げることを目指しています。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス