ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

カワイソウ、って言ってあげよっかw

夏原エヰジ (講談社)

装画は蒼木こうりさん。

私たち、どうすれば生きやすくなったのかな?
繊細すぎるフリーター、サバサバキャラのバリキャリ、ワンオペの専業主婦、裏アカ持ちのインフルエンサー……それぞれ「生きづらさ」を抱える5人のアラサー女性たちに、連続して不幸が襲いかかる。彼女たちはなぜ、どん底まで転落せねばならなかったのか?

生きづらい女性たちの姿を描いた作品ということで、ずばり「女性の顔のアップ」を見せる装画に。煽るようなタイトルとあざとい涙のマッチングが絶妙ですが、表4を見てみると恐怖が忍び寄っているのがわかる構造。
帯は、LINEのトーク欄を意識したデザインに。時代性を強く意識しています。
カバーと別丁扉では、女性の表情を変えるという仕掛けが。彼女が本当はなにを思っているのか、想像力をかき立てられます。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。女性はあえてのっぺらぼうとし、誰もが登場人物や自分を投影できるような形に。