イラストは影山徹さん
カバーイメージの方針は、作中のメインステージとなる「グランドマンション」を不思議でミステリアスに仕立てること。光文社担当編集者のKさんと影山さんとで元住吉のレトロ喫茶店でお打ち合わせ。初回打合せにも関わらず既にラフスケッチを持参してくださった影山さん。それを見ながらお互いに感じていた「エッシャー」的な表現をもっと盛込めないかと言うことから、カバーのマンションを気持ち「球体型」に歪めていただくことに。装幀の形になると分かりにくいですが、装画は背表紙を中心にシンメトリー構図になっています。影山さんが得意とする書籍を立体物として捉えた装画の手法です(原画も掲載させていただきました)。細部の「人間模様」も内容に則したもの。読了後に「あ、これはあのシーンかな?」と発見もあるかと。
カバー表4側には影山さんのアイデアで、傍観者を一人設定することに。「ではここのモデルをお願いします!」と弊社の節丸が抜擢。我々としては願ってもないことで即オッケーを。ありがとうございました。ビフォーアフター的に写真も。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス