ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

シャドウワーク

佐野広実 (講談社)

装画はtounamiさん。

4日に1人、妻が夫に殺される。
暴力夫から逃れ、江ノ島を望むシェルターに辿り着いた紀子。その家には、ある一つの「ルール」があった。ソーシャル・ミステリの旗手が描く、究極のシスターフッド・ノワール!

スマッシュヒットとなった『誰かがこの町で』に続き、装画はtounamiさんにご依頼。作品の舞台となる江ノ島の風景をモチーフに。イルミネーションが、まるで墓標のようにも。そこに住宅街の絵が入ることで、「私たちの日常と地続きである」という印象がプラスされています。
装画の静かな不穏さと緊張感を崩さないようなデザインを意識。まず最初に白抜きにした衝撃的な帯のネームが、そこから視線をあげると空やイルミネーションの色と同じオレンジのタイトルが、目に飛び込んできます。