テロリストの家 中山七里 (双葉社) 装画は龍神貴之さん。 「家族の崩壊と再生」という物語の本質の部分と「息子がテロリストに志願したら」という刺激的な題材をどう共存させて装幀で見せるか、が課題に。構図案をさまざま検討した結果、マスコミの目に晒される一家の姿を描くこととなりました。戸惑う家族の中、テロリスト姿となった息子の影だけが強調され、より不穏な印象をプラス。タイトルには絵のキーカラーとなっている黄色を当てることで、全体の統一感を。