装画は飯田研人さん。
第二次世界大戦の最中、モンスター俳優・シムズは、アメリカ政府から驚愕の仕事の依頼を受ける。それは、日本の使節団の前で怪獣を演じ、彼らに降伏の意志を固めさせる、というものだった──。
「着ぐるみの怪獣」であることを装画でどう表現すればいいか、見せ方を検討。結果、撮影中のワンシーンをセット込みで描いていただく、という案が採用に。セットの部分は帯で隠し、めくるとタネがわかる、というプランです。
どこか哀愁漂う内容を受け、デザインも怪獣ものらしい派手さを追求する方向性ではなく、しっとりとした仕上げに。
目次や扉など、本文付き物ページのデザインも担当。装画の要素を使わせていただきました。














