ビジュアルとデザインを切り口にした、これまでなかった京極夏彦ファンブック。
著作の装幀・装画はもちろん、京極氏自身が描いた妖怪画や、絵本・コミカライズ作品など、さまざまな形でビジュアル化された京極作品を紹介する一冊。

「京極夏彦の世界」というタイトルにふさわしく、「京極夏彦」という文字をデザイン的に見せる装幀に。文字の中や隙間から、ファンにはおなじみの装画や造形物が覗いています。黒を基調とした中に、印象的に白と赤を用いる構成。
表紙には、「京極夏彦」像のひとつの象徴ともなっている、指ぬきグローブの写真を採用。
本文レイアウトも担当。構成や一部撮影についてもお手伝いしました。
装幀のパートでは、書影と同時に装幀に使われた造形物等の写真も紹介。各作品の担当編集者さんからコメントも頂戴し、見応え・読み応え共に抜群の一冊となっています。