装画はAdam Martinakisさん。
文楽を題材にしたSFミステリの表題作ほか、ジャンルの壁を超えた異色の傑作短篇集。全篇単行本未収録作品。
作品を読んで感じた「得体が知れない」「哲学的・難解」というキーワードを元に、ビジュアルを捜索。表題作の印象を体現しているようなAdam Martinakisさんの作品をお借りすることに。本作全体に通底する「どことなく不安がつきまとう」という印象をも掬い取っているように感じます。
「奇想」ということで、タイトルや帯の一部はあえて横倒しに。ビジュアルを横断するように入るタイトルが非常に印象的です。
本文付き物のレイアウトも担当。カバービジュアルのラインのイメージを活かしたデザインとしました。ラインも縦のものと横のものが混在しています。
さまざまな効果が相まって、異様な雰囲気が醸し出される一冊となりました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・SF・ファンタジー・ホラー