
装画は中辻作太朗さん。
もう、こうなったら、行くところまで、行くしかないぜ……?
地方都市で鬱屈した青春を送る少年たちは、どん底から抜け出すためラップクルーを結成。次第に成功への階段を登り始めるが、落とし穴はすぐそこに待ち受けていた……。
ヒップホップカルチャーをよく知らない読者にも届くことを目指し、クールかつ等身大の登場人物たちを見せる装幀とすることに。舞台である地方都市らしさを、だだっ広い駐車場とそこにたむろする主人公たちの姿で表現。普遍的な青春小説感と、寂れつつある地方都市の虚無感・閉塞感の双方を描き出していただきました。
カバー表4のために、作中印象的なシーンを描き下ろしていただきました。登場人物たちが巻き込まれる不穏な展開を予感させます。
カバーデザインは、シンプルながらも一筋縄ではいかない癖のある雰囲気の仕上げに。
一方帯は強いネームをストレートに見せるレイアウトとしました。青が基調の中で、黄色を使ったメインの惹句が鮮やかに浮かび上がります。
本文フォーマットの作成および目次や扉など本文付き物のデザインも担当。












