装画は北住ユキさん。
閉館間近の五つ星クラシックホテル・グラフホテルで最後の半年間に起きた、五つのささいな出来事。そこには、時代の終わりに立ち向かい、不器用ながらも残り続けることを選択した人々がいた──。
同時刊行である『リスボン日和』と同じ著者の作品ということで、装画も同じく北住ユキさんにご依頼。もうすぐなくなってしまうクラシックホテルのロビー。美しくも哀愁の漂う風景を、叙情的に描き出していただきました。
カバーデザインは、あえて『リスボン日和』と揃える形に。
本文フォーマットの作成、目次や扉などの付き物デザインも担当。