ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ

マリアを運べ

睦月準也 (早川書房)

17歳、無免許の運び屋・風子は、研究開発途中の薬とデータを盗み出した依頼人を、諏訪まで運ぶ依頼を引き受ける。警察、ヤクザ、謎の組織が追う新薬の驚愕の正体とは? そして、風子は無事依頼を完遂することができるのか。

第14回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。キーワードは「寂寥感」とし、「道路」「車」「運び屋」を連想させるようなシンプルなビジュアルでの装幀に、というオーダー。あえて車を登場させず、主人公らしい少女のビジュアルを全面に押し出した案が採用に。
「運び屋」の少女・風子が主人公ということで、疾走感と緊迫感を重視したデザインに。風子のキャラクタを体現したようなクールな仕上がりとなりました。