装画は北住ユキさん。
リスボンで過ごしたあの一年ほどに、掛け値なしに、平穏かつ幸福であったことが私の人生であっただろうか──
両親を亡くし疲弊した私は、娘を連れてリスボンに向かう。人生という物語を進めるために。
母と子の愛情や絆、ノスタルジーがテーマの作品。リスボンの街を歩く母娘の姿を、北住ユキさんに優しく描き出していただきました。
絵の周りに白枠をつけ、タイトルなどの文字情報は装画と切り分けるデザインに。
帯には著者母娘の実際の写真を使わせていただいています。
本文中にも旅行の写真を掲載。ラストに一括でまとめ、読者が回想的に写真を追える形としました。
本文フォーマットの作成、目次や扉などの付き物デザインも担当。
ジャンル|文芸・イラスト・ノンフィクション