装画はミヤタジロウさん。

終戦直前の満州から逃げ延びた、二人の軍人と三人の戦災孤児。東京五輪直前、彼らの人生が再び交わるとき、運命の列車は走り始める。危険すぎる積荷と大きな憎しみを載せて……。

物語のキーとなる「鉄道・列車」を中心に据えた構図を検討。トンネルを抜けて雪の夜を疾走するED29がこちらに迫ってくる様子が大迫力の案が採用に。
この緊迫感を活かすため、なるべく車体に文字を載せずにタイトルが強くなる見せ方を探りながら、デザインを進めました。