装画はQ-TAさん。
わたしたちの任務は、殺人事件を解決することなの。
アメリカと中国に分割統治される近未来の東京。米軍と警視庁、それぞれの組織に所属する二人の女性は、コンビを組んで東京で起きるさまざまな事件の解決に挑むが……。
10のエピソードからなる連作SFミステリ。近未来の東京が舞台ということで、登場する場所の多くはなじみ深い場所。Q-TAさんには、主にそれらの場所を象徴するモチーフを組み合わせてコラージュアートを作って欲しい、というご依頼。表1~表4までを包む形でビジュアルを仕上げていただきました。中央に配置された禍々しい唇は、分断された東京を飲み込もうとする外国勢力のようにも。
インパクト大のビジュアルに負けないデザインを検討。紙面を横断するビジュアルに合わせるように、タイトルやあらすじ、帯のネームなどすべてを倒すことに。
情報量の多さもあいまってか、どこか歪な印象を持って仕上がりました。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。文字のあしらいなどはカバーを踏襲し、作品の世界観をより強固なものに。
ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ・警察・SF・ファンタジー